- 最終更新日
- 2022年09月16日
- 記事番号
- P000885
後山にはヤマビルが生息していますので、散策の際はご注意ください。
ヤマビルとは?
・ヤマビルは陸に住むヒルで、円筒形で体長は2~5cm、伸びると5~7cmになります。体の前後腹面に吸盤があり、ほふく運動で人や動物に接近し、付着します。
・活動時期は、一般的に4月から11月頃までとされており、特にヤマビルの生息や活動に最も適した条件(気温、湿度及び降水量)になる6月から9月までは生息密度も高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発になります。
・生息場所としては、落ち葉の下や草むらなどに生息し、密度の高いところでは、木の上にもいることがあります。
ヤマビルの被害について
・人間や動物に触れると、前後の吸盤でシャクトリムシのように移動し、皮膚の柔らかいところにとりついて吸血をします。衣服の中に入り込んで吸血することもあり、靴下など繊維の目が粗い箇所であれば、その隙間から吸血する場合もあります。
ヤマビルに吸血されてしまったら
・皮膚についてしまった場合はすぐに除去しましょう。除去をする際には、無理にはがすと傷口深くなる可能性があります。塩や塩分濃度の高い液体、消毒用エタノールをかける、火を近づける等が効果があるとされています。
・傷口から血を押し出すようにして流水で洗い流してください。洗うことで、ヒルジンなどの体液を押し出すことができ、かゆみや腫れを軽減することができます。
・傷口には、抗ヒスタミン剤(虫刺され薬やかゆみどめ薬)を塗布し絆創膏を貼ってください。絆創膏は2~3時間おきに貼り替えてください。
ヤマビルに吸血されないために
・肌の露出を避ける(長ズボン、長袖シャツを着用し、ボタンのついた衣類はボタンの隙間から侵入するので、なるべく着用することを避けてください。また、吸血被害の多くは、靴から侵入しているので、靴と足の隙間をできるだけなくしましょう。)
・首もとからの侵入防止には、タオルを巻いて肌の露出を防いでください。
・市販のヒル専用の忌避スプレーや食塩水(濃度20%以上)を使用してください。
ヤマビルの被害を防ぐために
吸血したヤマビルは卵を産み、さらなる被害を招くため、ヤマビルを発見した場合は、塩や消毒用エタノール、殺ヒルスプレー、虫よけスプレーをかける、煙草やライターの火で焼く、ヤマビルをハサミで切るなどできるだけ駆除をしましょう。
(林業試験場) ヤマビル対策リーフレット「これで安心・ヤマビル対策」
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